探偵社が引き受けない調査とは

引き受けない依頼

対象が差別の標的となりうる場合

差別が発生する要因として挙げられる主な項目が 1)出身地、2)家系、3)人種、4)宗教となっています。
国内でも余り意識しなくなりましたが、関西では大きな意味を持つ「出身地」は重大な差別項目です。
この様に結婚相手の素性としては未だに問題となる項目なのでしょう。
社会的なニュースなどから誤解や思い込みからテロ等の犯罪を想定したりします。
国内だけでなく国際的な問題にまで発展しかねませんね。
国際結婚となれば違いが必ず付きまといます。
家計の他外観で分かる肌や髪・目の色の違い、価値観や考え方の基本となるキリスト教・ユダヤ教・イスラム教など宗教の違い。
二人だけの問題では終わらない、家族ぐるみの関係上どうしても問題となり、それが差別的な思想や行為に発展しやすい案件は引き受けできない課題を含んでいます。

犯罪に加担したり、違法性がある場合

探偵業や警備業は元が警察経験者等が多く、考え方や行動が警察や自衛隊などの組織に準じていますが、捜査権や逮捕権は与えられていないのです。
所在調査であっても、依頼者にストーカー行為の過去が対象者にあった事が判明している場合は手助けとなってしまう恐れが発生します。そのような場合には一般的に引き受けない場合があります。
立証の為と言って、住居侵入を犯して証拠品を持ち出す行為は不法侵入と窃盗と言う犯罪に該当します。
盗聴器設置行為も留守中に住居に侵入する必要が発生しますから、犯罪に加担もしくはそれ自体が違法行為である恐れがある事は、依頼をお断りする事になるでしょう。
もしそれらを受け入れる探偵業者がいたら、探偵業に登録していない個人や逆に食い物にする違法業者、もしかすれば依頼内容を逆手に恐喝を受ける恐れがある組織・団体となりますから注意が必要です。

既に警戒されており、発覚・失敗の可能性が高い場合

依頼によって別の探偵社などが調査を行った事実があり、目的の調査結果が得られなかった事。
過去に既にその探偵社や依頼人自身が行動を起こした事が発覚するなどの失敗があった事、複数回目の調査依頼であって過去の調査結果から判明の見込みがない場合はお断りする場合があります。
多くの人は、自分や身内が探偵を雇って調べ回られていると分かって気持ちの良い人は居ないのです。
そんな中、対象者が気づいて用心している様な状況下で活動することは大変な事です。
それらしい動きをした人が目についただけで、その人が探偵で無いと分かるまで攻撃的な言動に出る恐れがあります。
そんなトラブルに巻き込まれて、発覚・失敗と言う危険性の高い依頼は当然に引き受けないでお断りする事になります。

調査員に命の危険が伴う場合

調査員は一般人です。警察の様に捜査権や逮捕権などはありません。
依頼人が対象を「犯罪組織や暴力団」と知っていれば当然に、また良く知らずに依頼しても、探偵社及び調査員がそれと分かれば依頼をお断りします。
依頼人が知らずに、探偵社も知らずに受理されたあとでも対象が「犯罪組織や暴力団」関係者であって調査員の命に危険がある案件は、引き受けないでお断りする事になります。
調査員の命に危険性があっても受け付けるのは個人事務所「一匹狼」と言われる様な所です。
それが正規に届け出のある探偵か、対象の組織・団体と関係がある探偵か見極められれば良いですが、その様な依頼人は、探偵社に頼まなくても自分自身で調査が出来るほどの能力を持っているはずですね。

引き受けない調査に関するまとめ

探偵業は“調査”がメインです。
対象者への「尾行・張込み・聞込み」行動で、これ自体が調査員を「怪しげなヒト」として警察に通報され職質されとなって行きます。基本的に探偵業は警察署の公安に届出していますから、通報者に対してよりは警察に説明して難を逃れる事が多いことになります。
探偵業への依頼項目は「浮気調査・採用調査・住所調査・結婚前調査」となっており、個人情報に迫る項目ばかりで誰も気持ちの良いものではない。
対象から依頼者が通報・逮捕される恐れがある依頼は避けなければならない。
個人情報を取得すること自体は犯罪にならないが、侵入して取り付けたり、物を持ってきたりと言った場面では犯罪行為となり、依頼人者が判明した段階で通報・逮捕される恐れがある内容であれば引き受けないでお断りされる事が発生します。